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新しい年2002年を迎え、私は今、明鏡止水の心境でこの一年を想い描いています。本年は当市の市制60周年、ペーロン祭80周年という記念すべき年であります。今日まで営々と当市の発展にご苦労してこられた諸先輩の熱い郷土愛を思い起こしながら、21世紀の新しいまちづくりの礎をいかにつくっていくか、その責任の重さを感じています。
私は、不思議なほど金欲、物欲、食欲、名誉欲がありません。自分でおどろくほどです。ただあるとしたら、自分が生まれた故里を、皆で力を合わせて素晴らしい桃源郷のようなまちにしたいという欲望です。この欲望だけは、人の何十倍もあります。こういう性格は始末に終えません。
今年の当市をとりまく環境は、いよいよ厳しさを増してきます。
市民のみなさんや市議会のみなさんと心を一つにして、火の玉になって、美しいまち、仲良きまち、そして新しきまちづくりのため、我が身を削り、全身全霊を尽くすことをお誓い申し上げます。
4月には、長崎市とペーロン交流都市の調印をします。
5月には、NHKふるさと皆さん劇場が相生に来ます。前川清とか梅沢富美男がやってきます。また、5月の最終土日には、恒例のペーロン80周年記念大会、そして7月26~28日には、いよいよ相生湾ではじめての国際大会、第5回アジアドラゴンボート選手権大会が開催されます。
8月には、第13回全国ソフトバレーボール大会。10月6日は市制60周年記念式典、環境都市宣言。秋には、ふるさと再発見のための宝探しウォークラリーと、めじろおしです。
みなさんのご協力、ご支援を得て、ぜひ成功させたいと思います。
今年一年が、みなさんにとって、健康ですばらしい年になりますようお祈りしています。
2002年1月1日相生市長 谷口 芳紀