新型コロナウイルス ハザードマップ 住民票 ペーロン祭 牡蠣 子育て 移住定住
本文
まちづくりのヒントを探るため、急ぎ足で大分県豊後高田市の「昭和のまち」を見てきた。
豊後高田市は人口2万5千人位のとても小さなまちで、この商店街も以前は犬とネコしか歩いてなかったらしい。この「昭和のまち」が表立って動き出して、せいぜい5、6年だという。今では全国から視察とか観光客がわんさと来ている。
ボクはミゼットがとても懐かしく気に入った。漬物屋に入って、漬物を試食した時、「これにご飯があったらいいのになぁ」と言ったら、さっと白いご飯が出てきた。
そう、この「おもてなしの心だ」と思った。それと、故郷のまちを再生させようとする、九州弁で「のぼせもん」が必要だ。「のぼせもん」とは、がむしゃらに頑張る人のことを言うらしい。屁理屈ばかり言っていないで、これはと思ったら、徹底してやる人が数人おれば成功するのだ。当然の事ながら、まちづくりはやっぱり『人』だと思った。
商店街の入口で若い子が、昭和の学校給食のパンとクジラの竜田揚げを声をからして売っていた。思わず買ってしまった。ミゼットとボンネットバスのミニチュアもすぐ買った。田端義夫みたいな人がギターを弾き流し、昭和の歌を歌ってた。石原裕次郎が亡くなってもう20年も経つんだ。
ここだけのはなし
2007年12月17日 相生市長 谷口 芳紀