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よっちゃんの ここだけのはなし Vol.66

ページID:0054275 更新日:2022年8月12日更新 印刷ページ表示

Vol.66 たかが大根、されど大根Part2

新しいポスター

 3月末にど根性大根「大ちゃん」の育ての親ともいうべき当市のトミーこと富山まちづくり推進室長が姫路ロータリークラブ例会にてスピーチをしたらしい。それでもって、スピーチの最中、会場が沸いたという。あいつは大ちゃんのおかげでスピーチまでうまくなったのか。
 ど根性大根が相生市の名をここまで有名にし、今もなおマスコミに取り上げられる理由は、話題性と一時元気になったけど力尽き、再生技術の力で命を繋ぐという波乱万丈の物語を逐一マスコミに情報を流し、対応したことが実ったということだと思う。
 今でこそ、批判的なことはあまり聞かなくなったが、当時は「いつまで大根、大根言うとんや。」とテレビ・新聞に出るたびに、お叱りを受けることが多くあった。そのことについて、トミーは「市役所の仕事と大根という野菜の事だけをとらえれば、お叱りを受けることも理解できる。でも、それ以上に本質を見てほしい。もっともっと大ちゃんの事を発信し、批判をされる人達が心豊かになってもらえるように、大ちゃんから学んだ命というものを伝えたいと逆に強い気持ちが湧いてきた。」と言うんだ。これには、恐れ入った。
 その結果、今では幼稚園の読み聞かせに絵本「がんばれ大ちゃん」を使ったり、子ども達の交通安全教室で大ちゃんの人形劇をしたり、市民の人たちが駅前などに大ちゃん歓迎石版を作ってくれている。大ちゃんグッズもクッキーやサブレ、饅頭、パン、ストラップなど多く出された。絵本も第2段が発売されたくらいだ。
 これからも、トミーは大ちゃんの情報を発信し、より多くの人と大ちゃんを共有することで、大ちゃんを使って楽しくて、やさしいまちづくりを目指していくだろう。賛否両論があるだろうが、それもすばらしいまちづくりの一つだと思う。
 まちの活性化は、何がきっかけになるかわからない。知恵比べだ。
 ここだけのはなし

2007年4月10日 相生市長 谷口 芳紀


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