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医療費と国民健康保険税
国保が負担する医療費の主な財源となっているのが、みなさんに納めていただいている保険税です。医療費が増えると保険税も増えていくことになります。医療費は高齢化や医療技術の高度化などにより、年々増えています。ちょっとした心がけで医療費を抑えることができます。少しでも不要な医療費をなくしていけるようご協力をお願いします。
医療費を減らすためにできること
1.休日・夜間の受診は控え、重複受診は避けましょう
安易に休日や夜間に受診したり、同じ病気で複数の医療機関を受診すると医療費が高くなりますので、不要な受診は控えましょう。
2.かかりつけ医・かかりつけ薬局を持ちましょう
日頃から、自分や家族の病歴や普段の健康状態を知ってくれる「かかりつけ医」を持つと安心です。気になることがあったら、まずは、かかりつけ医に相談しましょう。
また、「かかりつけ薬局」を持って、薬の重複や飲み合わせをチェックしてもらいましょう。多剤服用も問題になっています。副作用など害をなすものを特に、「ポリファーマシー」と呼びます。薬の種類が多いときは、かかりつけ薬局の薬剤師に相談しましょう。
マイナ保険証を使用すると、健診や過去の薬などの情報が医師や薬剤師に共有されるので、データに基づくより適切な治療が受けられます。ぜひマイナ保険証を活用してください。
3.小児救急電話相談を利用しましょう
休日や夜間に子どもが急な病気で心配なときは、電話相談を利用しましょう。小児科医や看護師からアドバイスを受けることができます。
兵庫県小児救急医療電話相談 ♯8000(プッシュ回線、携帯電話)
078-731-8899(ダイヤル回線、IP電話)
4.特定健診・特定保健指導を受けましょう
市の実施する特定健診・特定保健指導を受けて、生活習慣病を未然に防ぎましょう。
5.ジェネリック医薬品を利用しましょう
ジェネリック医薬品(後発医薬品)は先発医薬品の特許期間が切れたあとに発売されるお薬です。効能・効果は先発医薬品と変わりがなく、薬の開発や研究にかかる費用が少ないので、低価格でとても経済的です。ジェネリック医薬品への切り替えは医師や薬剤師にご相談のうえ、ご利用ください。
ジェネリック医薬品差額通知について
市では、国民健康保険加入者のうち医療機関や薬局から薬をもらってる人で、ジェネリック医薬品に切り替えた場合の自己負担額の削減額が大きい人を対象に、ジェネリック医薬品差額通知、ジェネリック医薬品に関するお知らせ [PDFファイル/66KB]送付しています。
この通知は、被保険者の医療費の自己負担を軽減するとともに、医療費の適正化を図ることを目的として、現在使用している新薬(先発医薬品)をジェネリック医薬品(後発医薬品)に切り替えた場合の差額をお知らせするものです。
ジェネリック医薬品への切り替えは、医師に相談してご本人が納得されたうえで行ってください。ただし、すべての先発医薬品に対して、ジェネリック医薬品があるわけではなく、また、調剤する薬局にない場合もあります。
厚生労働省ホームページ ジェネリック医薬品に関するサイト(別ウインドウで開く)<外部リンク>
6.セルフメディケーションを心がけましょう
セルフメディケーションとは、自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすることです。
まずはしっかりと体調管理をして、軽度な体調不良はOTC医薬品(市販薬)を使うなどして自分で手当てしましょう。
7.「リフィル処方箋」と「分割調剤」
「リフィル処方箋」とは、再診なしで2回または3回、調剤薬局で薬を受け取ることができる処方箋です。主に慢性疾患などで、症状が安定していると医師に判断された人が対象です。
「分割調剤」とは、長期保存が困難な薬を使用するときや、ジェネリック医薬品を初めて使用するとき、患者自身が薬剤の管理が困難なときなど、薬剤師のサポートが必要と医師が判断した場合に、最大3回に分けて調剤を行うことです。
同じ処方箋を繰り返し使用するリフィル処方は、薬を受け取るためだけの通院を減らすことが可能となり、身体的、経済的負担を抑えられます。一方、定められた処方期間を分割する分割調剤は、薬剤師に相談できる機会が増え、正確な服薬状況の把握が可能となります。薬に関して不安なことがあれば薬剤師に相談しましょう。