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校長あいさつ

印刷用ページを表示する 掲載日:2017年10月1日更新

校長あいさつ

 校長あいさつ

 校長 半田齊

 相生市は播磨平野の西に位置しており、深い入り江を持つ相生湾によって、大正・昭和の時代は造船の町として栄えました。市北部には古代から矢野庄に代表される穀倉地帯があり、豊かな自然に恵まれたところです。

昭和61年4月に相生市が設立運営する准看護学校として開校した本校は、平成2年4月看護科を新設し相生市看護専門学校として名称変更しました。平成14年には看護第一学科(3年課程)を開設しつつ、平成15年と平成23年には准看護科と第二学科(2年課程)を廃止して現在の姿になりました。平成29年3月末時点で、准看護学科599名、看護学科1034名の卒業生を輩出しています。

それまで相生市近郊には看護師養成学校がなく慢性的な看護師不足をきたしており、相生市の医療・看護の質の向上と、最新の医療ニーズに対応できる看護師を育成することを目的に設立されました。

遺伝子医療に代表される医療の高度化や疾病の多様化、末期患者の対応や急激な高齢化による老年医療の需要の増大、看護・介護の連携など看護師の業務も時代とともに大きく変化し、求められる能力も高度になってきています。

本校では、卒業後スムーズに実務に就けるよう実習・実地に重点をおいた教育をしています。看護に関する業務遂行能力は当然のことで、資格はあっても採血や点滴ができない、病気についても良く分からないでは話になりません。実習では繰り返し練習して、どんな状況でも対応できるよう、目的や根拠を明確にしながら、ひとつひとつ身につけるよう指導しています。

次に重点を置いているのは、対人関係能力です。相手の言動を観察・分析し、どのようなコミュニケーションや働きかけをすると、より良い関係を構築することができるか判断・実行する能力です。校内ペーロン大会をはじめとして、学生や教員とのつながりを深める様々なカリキュラムや行事があり、本校の特色となっています。医療はチームで行われるもので、ナース間はもちろん、ドクターやコメディカルと良好な関係を持つことは不可欠で、患者さんに最善の医療を提供するという目的にかなうことでもあります。

最後に、概念化能力。これは、周囲で起こっている事柄や状況を構造的・概念的に把握し問題の本質を捉える能力です。この概念化能力については、今後本校で力を入れていこうと考えている項目であります。具体的には、患者さんの入れ歯が紛失した時、それを探すことも重要ですが、それだけでなく、どこでどういうふうに紛失し、今後どうすれば同様の紛失を防ぐことができるか考え、その予防を実行できるかの能力になります。この概念化能力は、いままで看護部長や主任クラスなどミドルマネージャ以上に求められていたものですが、これからは実務に就くとすぐに同様のマネージメント能力が求められる時代が来つつあるといえます。本校では、今後、この能力の育成にも力を注いでいきます。

本校は相生市立の看護専門学校であり、市民の税をもって、すなわち市民の皆さまのご支援により成り立っています。加えて、市内外病院や開業臨床医の全面的な協力があり、優秀な講師陣や、近隣中核病院での臨地実習など、恵まれた実践的な教育環境を提供してもらっています。したがって、相生市および周辺の地域医療を看護の面から支えていくことが、本校に求められていることであり、責務であると考えています。

本校への入学を希望し看護師を目指している皆さんに

責任のある行動のとれる、人間性豊かな質の高い看護者として成長できるよう、教職員一同、最大限の努力をする所存です。

相生市看護専門学校での飛躍を講師陣、教職員みんなで応援いたします。志のある方が本校へ入学してくださることを願っています。